アーティストの味わい

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アーティストの社会観

個性を生かすというのばかりがアーティストの本質というつもりはないが、私が見てきたアーティストというのは、誰もが頑固で強烈な意志力をもっていないと、その世界は渡っていけないと、アーティスト自身をみてそう思えるほどの人物たちであった。彼らは自分と離れた人間が世の中に多く、自身を表せる芸術の世界にこそが生きる場所である。ともなれば、彼らから見た社会というのは一体どういうものなのか。私がこれから言うのは、一人の発言であるので、これがアーティストであるとは言わない。


しかし、それでもアーティストという人間の価値観が我々と違いがあるとは思えた。彼は社会で団体活動を用いている人達の多くを顔のない人達と言う。顔は第一印象を表す一つだが、その顔にはアーティストの求める個性というものがなく、さらには生気がない。いや、それだけならまだしも、それこそが自分だと妙な誇りを持っているせいで、自分を恥と思わない自分をおかしいと思わない、むしろ自分と違う人間こそがおかしい。そんな人達だからこそ、顔がなく、相手の心情を読み取れない。そういう連中が社会人だといった。